Vento histry



1970 ジウアーロ・デザインのモックアップ
ココロうごかすモノは、今も昔もかわらない。
当初は角形のヘッドライトだったが、その他はほぼ忠実に再現されたようだ。箱形の剛性を確保する特徴的なCピラーはこのとき誕生した。
 小学生か中学生の頃、街中でGolfを見かけました。始めて見かけるスタイルで、後にジウジアーロという人がデザインしたドイツの車だと知ってますます気になる存在になっていきます。当然車なんて買えるワケもなく、いつの間にか月日が流れ、密かに想いをはせるのでした。
最新のA4にして今なおルーツを伺い知ることができる。誕生からすでに完成されたデザインだった。ベストセラー故のしがらみもあったろうが、その優れたユーティリティーを否定する人はいないだろう。
1974-1983 GOLF I
 ある日両親の車買い換え思案に加わることになり、迷うことなくGolfを薦めたのですがハッチバックは格下のイメージがあったようです。ところがカタログを見渡すとJETTAというセダンがあるじゃないですか。しかも広大なトランクを搭載している。
 あのサイズにあのトランクを仕込んだギミックのような優れた設計を目の当たりにして、僕の嗜好は一気にJETTAへと変換されるのでした。しかし、さすが外車。当時は高すぎました。
1984-1992 JETTA II
 A3が発表されると、丸みをつけたボディや異形ヘッドライトなど、日和見的になってしまったデザインにいらだちを感じ、一時的に興味を失ったのですが、Ventoはなぜか完成度を増したように思いました。
A2 末期、わずかに輸入された4WDのWRCモデル。共通の I 型のインパネ配置はA3まで継承された。2DINを納めるが故の T 型配置には疑問を感じる。この美しき機能性と整った配置は賛美したい。
1990 GOLF Rally
完全にリファインされたII型。ハッチバックの認知に紆余屈折があったが、I 型当時のセダン追加があったからこそ、この完成度にたどり着いたといえる。
 A3は基本性の底上げはもちろん、安全性やリサイクルに対する取り組みも当時としては先進的で、A2 JETTA か A3 VENTO かとても悩ましい問題でした。最終的には乗り心地の大きな改善と後発故の信頼性から、A3 VENTO を選ぶことになったのです。
 そしてついに手に入れた Vento GLI'92(4年落ち9万km)。30才にして始めて所有した車でした。
15年以上も想い焦がれた車です。ずっと乗るつもりでした。
フェンダーもドアもぶつけ、AC、PW・・・当然修理と思ったけど、
アレッ、VR6が買えちゃうかも。5年目にしてうかつにも軟派な心が。そして購入、今度は大事に乗るぞ!!!