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何故 セダンなのか
多機能、多目的は求めない。移動にビジネスに合理的な形。ドライバーも同乗者も快適に過ごせる車。荷室と独立したセダン(サルーン、サロン)の上品さはハッチバックやワゴンに無い持ち味だ。

何故 ヴェントなのか
5ナンバーサイズのコンパクトさ、回転半径5.1mの取り回しの良さ、その中で最もトランクが大きいのがヴェントだった。なんと550Lもあり、三六板(畳の大きさ)が入ってしまう。実はゴルフIIIワゴンより3cm長い。

何故 A3なのか
代を重ねるごとに大型化したゴルフだが、A3でようやく完成度も落ち着いたように感じる。なにより初代のコンセプトを継承したインテリアの合理的な造りや、ファットなCピラーの個性に惹かれる。A4は違う車だ。

何故 左ハンドルなのか
GLIを探したとき中古相場が安かった。しかし、右手で操作できるインパネやペダルの配置は、左ハンドルでなければ実感できない使いやすさを持っている。

何故 VR6なのか
GLIは少々うるさかった。400kmの道のりを毎週走っていた頃、次はVR6だと誓った。今はその機会は無くなったが、ジェントルなのにスパルタンな性分は気に入っている。

何故 94年型なのか
VR6で左ハンドル、サンルーフ、ABS、エアバッグとなると選択肢は94年型になる。しかもインパネの造形が一体型で、インジケーターなどのディテールも後期型より好感が持てる。そしてカラー化していないプロテクションモールの率直な機能性は本来の姿だ。ATやEGの不安はあるが、これこそ好きものの腕の見せ所。ファジー制御されずハイギヤードすぎないATはむしろ楽しい。